[企業名] 有限会社 平田椅子製作所 [代業者名] 平田 尚二 [承認番号] 第20-19号
[〒] 840-2104
[住所] 佐賀県佐賀市諸富町大字徳富118−2
[電話番号] 0952-47-6534 [FAX番号] 0952-47-659
[資本金] 1,000万円 [従業員数] 20名
有限会社 平田椅子製作所様との縁は、平成19年10月に認定を受けられた「地域資源活用プログラム」にある。
当時、佐賀県でも5番目だったと記憶するが、不況ムードで苦境にある産地家具、大川・諸富にあって家具を資源とした認定事例に関心があり、
地域資源としての開発とその後に展開する販売策についての支援で経営革新計画への意欲を問いかけ今日の支援に至った。
平田椅子製作所は、椅子を主とする家具メーカーだが、販売先を固定した問屋からのオーダーに対する製作と供給による販売展開だった。
この産地地域での典型的な製作のみの体制で、顧客志向、販売先、川下情報と縁遠い生産体制による製造専業メーカーだった。
この産地構造によりマーケット事情に疎い職人気質の生産体制の連鎖で年々縮小する販売高への対策として、販売先のニーズ、
顧客志向を捉えた製作販売体制への転換を模索していた。折から、座ることで心地よさと居住性の良い感覚の椅子こそ究極のやすらぎだと、
人間工学に照らした椅子作りに邁進、産学官共同での商品開発に目処が立ち販売策への具体化へ踏み出す。
販売についての意欲的取組がどんどん出てきた、もともと創意工夫はものづくりに長けた平田社長の真骨頂であり、経営者に直接支援する 本事業は有効であった。(承継間もない社長が抱える問題は複雑で多岐に亘り、会社経営を軌道に乗せる方策など課題を抱えていた) 椅子作りの専業メーカーとして20年余を経てOEMを主とした椅子作りでデザイン力にも秀でており自社ブランドの確立と販売体制の 運用は収益面で是非とも必要な経営道であり、その点への手応えを感じてきた。全社総員による認識として変わってきたと感じる。
(事業支援の成果)
長年培ってきた自社の製造技術と製造設備や技術者といった資源と、佐賀大学との長年にわたる共同研究の末でき上がった人に優しい椅子を、
事業化するための支援をして頂きました。
(支援の内容)
既存の家具流通ルートではなく、新しいマーケットの開拓手法人に優しい椅子の開発計画と販売計画
販売プロモーション計画
(実績)
昨年11月のプレス発表から反響を頂き当月に5脚 12月に3脚の注文と、ホームページからの注文も1月に
1脚頂いております。また、大手有料老人ホームでのモニタリングの話も...。
↓クリックで拡大↓
お話を伺って...。
椅子のサイズ、背もたれの高さ、肘掛の高さ・形状(手前が下がっていて奥に向かって上がっている)。
椅子に座るとき、また、椅子から立ち上がる時なども考慮されていて、
平田社長の「人にやさしい椅子」の開発に対する並々ならぬ取り組み姿勢を痛感いたしました。