肥前びーどろ<佐賀ガラス>は鍋島藩十代藩主鍋島直正公(閑叟公)が、嘉永年間、多布施川のほとりに精煉方─今でいう理化学研究所を設置したことに始まります。精煉方には、当時では珍しいガラス窯が築かれて、化学実験のためのビーカーやフラスコが作られ、ついで宙吹きガラス特有のやわらかな味わいを生かした食器類やランプなどが製造されました。 百年を越える伝統の技は、びーどろ吹きの名とともに、そのまま現代に息づいています。
縄文タンブラー・弥生タンブラー No.4