TOPE-NEWS平成16年6月1日号

情報化支援アドバイザーの独り言…


「パソコンを守ろう!!」 ウィルス対策の極意2!

ウィルスは、メールからの感染が一番多いと思われます。感染被害の多い、ウィルス付きメール対策から行いましょう!!

まず、自分がどんなメールソフトを使用しているか確認してください。ほとんどの方が、パソコンに最初から入っているアウトルックエクスプレスをお使いだと思います。

こんなアイコンからメールソフトを立ち上げて、メールのやり取りをしているあなた。
このメールソフトは使いやすい反面、セキュリティーの面では、いろいろな落とし穴がありますよ!!

パソコンを買ったままの状態で使用していると、送られてきたメッセージは、ダブルクリックしなくてもプレビューウィンドウというところにメッセージが表示されて、読むことができるようになっています。これは、大変便利な機能ですよね!!

しかし、このプレビューウィンドウは意外と曲者で、このウィンドウにメッセージを表示しただけでウィルスに感染することもあります。


普通ウィルスは、添付ファイルを開かなければ大丈夫!!と思っている人も多いと思います。
でも、このメールソフトは、あなたが何もしなくても、勝手に添付ファイルを開けてしまうのです。



そ・こ・で!!!

アウトルックエクスプレスの設定を変えよう!!

@ アウトルックエクスプレスを起動し、メニューバーの「表示(V)」−「レイアウト(L)」の順にクリックします。
A画面中の「プレビューウィンドウ」項目から「プレビューウィンドウを表示する(P)」のチェックをはずし「OK」ボタンをクリックします。
Bメニューバーの「ツール」−「オプション」から「読み取り」を開きます。画面中の「プレビューウィンドウで表示するメッセージを自動的にダウンロードする」のチェックをはずし「OK」ボタンをクリックします。
C最後に自分のためではなく、あなたのメールを受け取る人、会社の人や友人のために、HTML形式のメールはやめましょう。HTMLメールは、文字の装飾などが使えて見た目は大変よいですが、できるだけ避けたほうがよいでしょう。メニューバーの「ツール」−「オプション」から「送信」を開きます。画面中の「メール送信の形式」項目から「テキスト形式(P)」のほうへチェックを入れ「OK」ボタンをクリックします。
それと、同画面の「受信したメッセージと同じ形式で返信する(R)」のチェックをはずすと、「メール送信の形式」項目で設定した形式で返信することができます。


自分のパソコンには大事なデータが入っていないから大丈夫!!ウィルス対策ソフトを入れているから大丈夫!!と思って、ウィルス対策をしていない方もいると思います。中にはウィルス対策ソフトを勝手に終了、削除してしまうウィルスも存在します。ウィルス対策ソフトを利用していても、適切なウィルス対策をしておかないと、ウィルスに感染してしまうのが現状のようです。
あなたがウィルスに感染すると、会社の人や友人に迷惑をかけてしまいます。ウィルス対策は、自分のためでなく、他人のためにもしておきましょう!!



佐賀商工会議所・情報化支援アドバイザー
松 隈 清 志