TOPE-NEWS平成16年5月7日号

情報化支援アドバイザーの独り言…


「パソコンを守ろう!」 ウィルス対策の極意


コンピュータウィルスって何?

コンピュータウィルスとは、被害を起こす事を目的に意図的に作られた悪意のあるプログラムのことです。悪意のプログラムは、挙動や特徴によって一般的に以下のように分けられます。

 ウィルス 実行ファイルに寄生(自分を埋め込む)する不正なプログラム
 ワーム ネットワーク経由で拡散します。単体のプログラムとして存在
 トロイの木馬 有益なプログラムに見せかけた不正プログラム。ほかのファイルへの増殖はしない

『ウィルス=悪意のプログラム』と考えてよいでしょう!!

ある日当然、あなたの意思に関係なく自分のパソコンや他人のパソコンに対して無差別に攻撃を行います。ウィルスの被害を避けるための第一歩は、ウィルスの怖さを知り『対策は不可欠だ!!』ということを認識する必要があります。



ウィルスはどこからやってくるの?

ウィルスはどこからでもやってきます。

 
  ◇メール
  ◇インターネット(Webサイト等)
  リムーバブルメディア(CDDVD、フロッピーディスク等)

ほかにもあると思いますが、一般の方はこの3つが主な感染源となります。
中でも、メールからの感染が一番多いと思われます。Outlook Expressでウィルスメールを受け取った場合、プレビュー機能が有効になっているだけで感染することもあります。また、ウィルスが潜んだホームページを開いた瞬間感染することもあります。
「メールのやり取りもあまりしないし、インターネットもあまり見ないから大丈夫!!」と思っているあなた!!気をつけてください。




ウィルスに感染したらどうなるの?

ウィルスに感染したら以下の様な破壊活動を行うのが一般的のようです。

 
  ◇ほかの人にウィルス付のメールを大量に送る。
  ◇ほかのシステム対して次々に攻撃を仕掛ける。
  ◇簡単に進入できる裏口(バックドア)を作る。
  ◇重要なデータやファイルを盗む
  ◇ハードディスク内のデータを破壊、削除する
  ◇システムを起動不能にする
  ◇画面に変な画像を出したりいたずらをする
  ◇ウィルス対策ソフトを停止または削除する。

自分のパソコンには大事なデータが入っていないから大丈夫!!ウィルス対策ソフトを入れているから大丈夫!!と思って、ウィルス対策をしていない方もいると思います。中にはウィルス対策ソフトを勝手に終了、削除してしまうウィルスも存在します。ウィルス対策ソフトを利用していても、適切なウィルス対策をしておかないと、ウィルスに感染してしまうのが現状のようです。
あなたがウィルスに感染すると、会社の人や友人に迷惑をかけてしまいます。ウィルス対策は、自分のためでなく、他人のためにもしておきましょう!!




ウィルス対策はインターネット社会に参加するための、最低限のマナーだと覚えておいてください。!!




一般的なウィルス対策ソフトの紹介

 ノートン インターネットセキュリティ2004 シマンテック
 ウィルスバスター2004 インターネットセキュリティ トレンドマイクロ
 ウィルスセキュリティ2004 ソースネクスト
 マカフィー インターネットセキュリティスイート 日本ネットワークアソシエイ
など

佐賀商工会議所・情報化支援アドバイザー
松 隈 清 志